2018年1月26日に、BitZeny開発に携わっている一人「macchky」さんより、新しいCPUマイナーが発表されました。新しいCPUマイナーには、CPU Affinityを設定する事で、使用するコアを指定する事が出来る機能が追加されました。これにより、今まで使用していたCPUマイナーよりも効率的に、且つCPUに対する負担をコントロールする事が可能となりました。
もくじ
ダウンロード
GitHubにてWindows用のマイニングソフトがダウンロード出来るようになっています。また、32bit版をお使いの方も、下部に32bit用のマイニングソフトがダウンロードできるリンクがありますので、自分の環境にあったマイニングソフトをダウンロードしましょう。
CPU Affinityの機能説明
CPUマイナーでマイニングする際に使用するCPUの論理コアを指定します。
現在多くのインテル製CPUにはHTT機能(Hyper-Threading Technology)というものが搭載されており、1つしかないコアから、2つのスレッドに分け、仮想的に2つのコアにする機能になります。
例えば、Core 2 Quad は、2つのコアがありますが、HTT機能によって、スレッドは4つとなり、仮想的にCPUが4つあるかの如く、CPUを使う作業を行う事により、パソコンの動作を円滑にする事が出来るようになりました。
CPUマイナーでマイニングする際に使用する「論理コア数」を指定する事によって、マイニング効率をより詳細に設定する事が可能となったのです。
CPU Affinityの設定準備
使用環境を具体的に理解しておく必要があります。
1.自分のパソコンのCPU論理コア数はいくつなのか?
2.どれくらいの能力をマイニングに費やすのか?
を決めて下さい。
そして、CPUを使う場合は「1」、使わない場合は「0」という形で「2進数」で考え、使うCPUの論理コア数分の数字を並べます。8個の論理コアがあれば、数字は8個並びます。
例:
【条件1】
・論理コア数が8個だった場合
・CPU全ての力を使いたい場合
11111111
【条件2】
・論理コア数が8個だった場合
・CPU全体の5割の力を使いたい場合
10101010
【条件3】
・論理コア数が4個だった場合
・CPU全体の5割の力を使いたい場合
1010
となります。
もちろん、アナウンスにもあるように、Affinityは「10進数」または「16進数」で設定しなければなりません。自分が使いたい条件で、2進数で数字を出した後は
2進数、8進数、10進数、16進数相互変換ツール(https://hogehoge.tk/tool/number.html)
にアクセスして、数字を10進数、または16進数に変換させましょう。
CPU Affinityの設定
それではCPUマイナーを設定します。ここでは「BitZeny」をCPUマイナーで、「うさぎコイン発掘所」さんに対して設定します。
マイナーを立ち上げる「.dat」ファイルの中身を「設定準備の条件」に従うと下記のようになります。
【条件1の場合】
「11111111」を10進数に変換すると、「255」となるため、
minerd260 -a yescrypt -o stratum+tcp://bitzeny.bunnymining.work:19334 -u niwaca.niwaca1 -p 1234 –cpu-affinity 255
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【条件2の場合】
「10101010」を10進数に変換すると、「170」となるため、
minerd260 -a yescrypt -o stratum+tcp://bitzeny.bunnymining.work:19334 -u niwaca.niwaca1 -p 1234 –cpu-affinity 170
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【条件3の場合】
「1010」を10進数に変換すると、「10」となるため、
minerd260 -a yescrypt -o stratum+tcp://bitzeny.bunnymining.work:19334 -u niwaca.niwaca1 -p 1234 –cpu-affinity 10
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マイニングする前に・・・
お使いのパソコンで、マイニングする際に、同時にどのようなパソコンの使い方をするかによっては、設定しても大きな効率の向上には結びつかないかもしれません。自分自身の使い方と相談し、どのような設定が良いか、色々試して設定してみましょう!
また、CPUを常に全力でマイニングする事はオススメ出来ません。常にマイニングするのであれば、常に70%程度の力でマイニングを継続実施する事をオススメします。
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